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2016年11月5日土曜日

自分・身近な人・世界への信頼感

前回のブログ「衝撃をどう乗り越えるの?


前回のブログの中で、「いつものやり方」についてお伝えしました。

「いつものやり方」で対処することも含めて、私たちが健康に暮らしていくためには、「ま、何とかなるでしょ♪」という感覚が必要です。



実は私たちは、これから先に何が起こるかを全く知らないですし、もしかすると次の瞬間に何か恐ろしいことが起こるかもしれませんが、普通に暮らしているときにはそのようなことはほとんど意識しませんよね。

意識してしまったら、落ち着いて暮らしていくこともできなくなります。
これから先に何が起こるかを全く知らないのに、なぜ落ち着いて暮らしていられるのかというと、その基本に「ま、何とかなるでしょ♪」という感覚があるからです。

それは、、、

この、「自分・身近な人・世界」への信頼感と言うことができます。


「ま、自分は何とかできるだろう」(自分への信頼感)
「ま、身近な人が助けてくれるだろう」(身近な人への信頼感)
「ま、今までも大丈夫だったのだからこれからもたいしたことは起こらないだろう(世界への信頼感)

という感覚が、私たちの日常生活を可能にしているのです。




衝撃を受けると


衝撃を受けると、この「自分・身近な人・世界への信頼感」が一時的に揺らぎます。

「ま、何とかなるでしょ♪」という感覚が失われるので、、、

「これからどうなるのだろう」
「自分は大丈夫なのだろうか」・・・と不安になったり。

「もう絶対無理だ」
「事態が改善することなどあり得ない」・・・などと圧倒されたり。





前回のブログでお伝えしたように衝撃の度合いが小さければ、そこから「いつものやり方」で態勢を立て直していくことができます。

慣れたり、自分の受け止め方を見直したりしていくことは、「起こったこと」の相対的重要度を下げて「世界への信頼感」を取り戻すことにつながります。

自分の力を思い出したり、自分の現状を受け入れたりすることは、「自分への信頼感」の回復につながります。

また、人から受け入れてもらったり支えてもらったりすることは、「身近な人への信頼感」を回復するとともに、人から受け入れられ支えてもらえる自分への信頼感にもつながります。

こうして、「自分・身近な人・世界への信頼感」を取り戻すと「ま、何とかなるでしょ♪」という感覚も回復して、また普通に生きていくことができるようになるのです。





衝撃が強すぎると


衝撃が強すぎると「いつものやり方」で態勢を立て直すことができず、信頼感が失われたところに留まってしまいます。

自分の感じ方も、自分の力も信じられなくなります。

衝撃の内容によっては、身近な人も信じられなくなります。

世界がとても危険なところに思われ、また次の瞬間に何かが起こるかもしれない、と警戒するようになります。


この状態が維持されているということが、「トラウマ」の本質です。


まとめ


「トラウマ」というと、まるで消せない傷がついているかのような印象を持つ人がいるかもしれませんが、そのような固定的なものではなく、「自分・身近な人・世界への信頼感」から離断されてしまった状態だと考えると実用的です。

つまり、、、

回復は可能で、それは信頼感へのつながりを取り戻すということであり、トラウマの性質によっては一生続くプロセスになりますが、常に前進していくものなのです。

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