2016年10月8日土曜日

日常用語になってきた「トラウマ(心的外傷)」

対処できないほどの衝撃を受けたときにできる心の傷


「トラウマ(心的外傷)」という言葉は、今や日常用語になってきました。

全く精神科とは縁のない人でも、日常生活の中で、「私にはトラウマがあって・・・」などと話しているのをよく聞きます。





心の傷など存在も認められなかった頃とは異なり、それが市民権を得たことは喜ばしいのですが、、、

そもそもトラウマとは何か?
トラウマの結果何か起こるのか?
どう対処するのが最も適切なのか?

ということについては、決して正確に理解されているわけではありません。

心理カウンセリングの場で、「◯◯さんにはトラウマがあって、それによる症状が起こっています」と説明した時、ご家族から下記のような心配の言葉をお聞きすることがあります。

「心の傷なんて誰にでもあるのではないでしょうか?」
「トラウマなどと言うから、ますますそんな気になるのではないでしょうか?」
「ちょっと傷付いたくらいのことで甘えていたら暮らしていけないのではないでしょうか?」

これは、

誰もが経験する普通の「傷付き」と、症状まで引き起こすトラウマとの違いがよく理解されていないのだと思います。













トラウマとは


簡単に言えば、「対処できないほどの衝撃を受けた時にできる心の傷」をトラウマと呼びます。

「対処できない」結果として、心身は大きくバランスを崩します。

その一つの結果が、病気です。

トラウマによって引き起こされる病気には?

・PTSD
・うつ病
・摂食障害

など、様々なものがあります。

その代表格とも言えるものが、「PTSD」ですが、本当は治療が必要なPTSDという病気になっているのに、それに気づいていない人もかなりいます。

「いつまでも気にしすぎている」と自分を責めている人もいますし、本当はトラウマ症状であるものを、「自分が弱い証拠」「自分が社会性に欠ける人間だという証拠」と受け止めて絶望している人も少なくないのです。




うつ病や摂食障害などの場合には、病気になっているということくらいは分かるかもしれませんが、それがトラウマに関連したものだとは中々気づかないことも多く、「治りが悪い」ということになってしまいます。

また、

病名はうつ病や摂食障害であっても、トラウマに特徴的な症状がいろいろと出てきます。

それらの症状は、対人関係面に現われることが多いのですが、
それが一見、

「単なる不適切な行動」
「人間としての未熟さ」
「性格的な問題」

などと見えることも多く、周りの人も本人も、トラウマとの関連を考えて見ることもなく、お互いを責め合ったりして深刻な不和が生じていることもあります。

その不和が、次なるトラウマ体験となって本人をさらに傷つける場合すらあるのです。


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