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2016年9月18日日曜日

内気と社交不安障害の違い

境界線は?




知らない人がいる状況であがったり内気になったりすることは、ごく普通に見られることです。

そのことがその人の人生を振り回すほどの問題になっていたり、本人の苦痛がよほど著しかったりする場合を除いては、社交不安障害とは診断されません。



かなり内気であっても、あまり生活の妨げになっていない人もいます。


例えば、

裏方の仕事や技術職の仕事を選び、少数の親しい友達や家族とだけ付き合っていたり、外交的な配偶者が温かく支えてくれていたりするような場合です。

そのような人は自分が内気であることに気づいているかもしれませんが、深く悩んでいるわけではなく、自分は単にそういう人間なのだと受け入れていることでしょう。

治療を求めようとはしないでしょうし、その必要もないと思います。





一方、病気による影響が局所に限定されている社交不安障害を持つ人の中には、決して内気ではなく、不安の対象となっている特定の状況以外では外交的で、親しみやすく、自信を持っているような人も多いのです。

そう言う人は一見したところ社交不安障害とは分からないはずです。

それなら苦しくないのかといえばもちろんそんなことはなく、「外交的で、親しみやすく、自信を持っている」自分のイメージを崩さないように嘘に嘘を重ねなければならないことも多く、多大なエネルギーを使います。

嘘に嘘を重ねている自分が情けなく感じ自己肯定感をどんどん低下させてしまうのです。


 



子どもの場合


子どもの場合は、よく知らない大人と接する時に社交不安を示すことはむすろ普通です。

子ども同士のときにもはっきりと社交不安が認められない限り社交不安障害とは診断されません。




アメリカの精神医学会の診断基準では、18歳未満の場合には、その症状が少なくとも6ヵ月間続いていなければ社交不安障害とは診断しないと記されています。

思春期とはいろいろな不安が揺れ動く時期であり、「自己」というものを意識するようになりながら大人になっていく時期だということを考えれば、納得のいく基準ですよね。

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