2016年9月7日水曜日

治療の意味あるの?

単なる内気とは違う






社交不安障害は、単なる内気とは違います。
生活を明確に障害する病気である。

でも、

病気ということは分かっていても「素質」とも関係があり、こんなに慢性的な経過をたどるものが果たして「治る病気」なのだろうか?

という疑問を持つ人もいるでしょう。

その疑問は、もちろん全く的外れなものではありません。

社交不安障害が、ある日突然、憑き物が取れたように治るようなものではないことは確かです。

だからと言って、「社交不安障害を治す」というのは無意味なスローガンではありません。




社交不安障害は、複数の悪循環によって維持されている病気です。

まず、
人とのやり取りへの不安が実際の対人関係場面での不安症状を増すので、その経験からますます人とのやり取りを不安に思うようになる、という悪循環があります。


また、
社交不安障害の人は、不安のために上手く振舞えない自分のことを責めていますが、そうやって自責的になりストレスが高まると不安症状もひどくなり、そんな自分をますます責める、という悪循環があります。


さらに、
社交不安障害の人は自分では出来損ないで人から好かれないだろうと思っているので、自分の悩みなどを中々人に打ち明けません。


その結果、
人と親しくなれず、孤独感が高まり、やはり自分は人から好かれないと思う、という悪循環もあるのです。




このように複数の悪循環が成立し、日々社交不安障害のエネルギーを供給する構造になっているのです。

このうち一つだけでも、悪循環を打ち破ることができれば、計り知れないプラスの効果をもたらすことができます。

悪循環の一つの特徴は、自分自身がコントロールを失っているというところにあります。

もがけがもがくほど状況が悪くなるからです。

そして、
不安障害のつらさの一つが、間違いなくこの「コントロールの喪失」にあります。

私たちは、事態をコントロールできないときにとても不安になるのです。




ですから、不安障害の治療の大きな目標が、「コントロールを取り戻す」ということになります!

コントロールを取り戻すだけで不安は大きく軽減します。

結果はすぐに改善しなくてもこのまま取り組んでいけばよくなるのだ、という感覚が持てることは明らかに安心につながるからです。




まとめ

コントロールを取り戻すためには、自分に何が起こっているのかを正確に知ることと、実現可能な目標を立てることが大切です。

心理カウンセリングでは、社交不安障害のときに起こっていることをよく理解していくとともに、目標を「症状」という自分が直接コントロールできないものにはあえて置かず、「自分の力を感じる」ことを目指していきます。

これなら、
「自分のコントロール下にあるから!!」



イメージとしては、「不安症状がきれいになくなる」というものではなく、「回復に向けての取り組みそのものが、自分の力を感じるプロセスになる」

というイメージです!!

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