2016年8月12日金曜日

重要な特徴

不安障害の重要な特徴




不安障害の重要な特徴は、「不安」そのものに不安になっている、という二重構造です。

元々は何かに対して感じた「不安」であるはずなのですが、「不安」そのものに対して不安になってしまうのです。


典型的な例は、パニック障害です。

パニック障害の発症のきっかけは最初のパニック発作です。

パニック発作は、心身のコンディションが悪いときには、どんな人にも起こりうるものです。

例えば、

本当に身動きのとれない満員電車の中で具合が悪くなり、「具合が悪いのに降りることができない。どうしよう」という不安が強まって最初のパニック発作が起こる、ということがあります。



パニック発作を起こすと、呼吸が苦しくなり、心臓もドキドキ💓して、自分は本当に死んでしまうのではないか、とすら思うものです。

すると、

元々、不安が強い状態になっていますから、パニック発作自体に不安を抱き、「またパニック発作が起こったらどうしよう」という点に不安の対象が移っていきます。

つまり、

自らの「不安(パニック発作)」に不安を抱き、それが次の不安につながり、その不安に対して不安を抱く、という悪循環が成立してしまうのです。

こうなってしまうと、本来何が不安だったのかという客観的な見方が段々できなくなり、「何だか分からないけれども、とにかく不安」という状態になってきます。


すると、

不安本来の存在意義である「安全の確保」が正常に機能しなくなり、不安が単なる苦しみになってしまうのです。

※不安本来の存在意義である「安全の確保」については、以下の「不安は自己防衛能力」を読んでみてくださいね❣
 「不安は自己防衛能力


まとめ


不安という感情そのものは正常かつ必要なものであるけれども、「その程度が過度に強くなること」、「不安に対して不安を抱くという悪循環が成立すること」が不安障害という病気の特徴であると言えます。

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