2016年8月10日水曜日

日常生活を支配する障害

「病気」として見るか「性質」として見るか




私たちは人と関わりながら生きている。

そして、

その中には、緊張や不安もあるでしょう。

「自分はちゃんとした人に見えている?」
「自分はこの場に合った振る舞いができている?」
「自分は変だと思われていない?」

多かれ少なかれこような不安を感じたことがない、という人はほとんどいないと思います。

少なくとも、自分の人生がかかったような重要な局面では誰もが感じる不安といえるでしょう。

でも、

そのような不安が、「人生がかかったような局面」でなくても、日常生活のほとんどを支配してしまうというタイプの病気があります。

それは、「社交不安障害」


「社会不安障害」、「社交恐怖」、「社会恐怖」とも呼ばれますが、いずれも全く同じ病気のことを意味します。

人との関わりの中での不安が日常生活の全般に及んでしまうと、普通に暮らしていくことすら難しくなります。



まさに不安が生活を支配するような状態になり、ひきこもりという形につながる人もいれば、職場不適応を起こす人もいます。

そして何よりも、本来は人との関わりの中から得られるはずの満足や喜びが縁遠いものになってしまいますので、常に孤独を感じることになります。


社交不安障害の難しさ


社交不安障害は、「誰もが感じるタイプの不安」の延長線上にあります。

社交不安障害を持つ人の多くが、自分のことを

「気にしすぎ」
「自意識過剰」   と、捉えている。

つまり、

「自分」が気にしすぎている、自意識を強く持ちすぎている、というふうに考えているのです。

「自分」はどこかおかしい、というのが社交不安障害の人の典型的な感じ方です。



でも実際には、

「自分」が気にしすぎているのではなく、社交不安障害という「病気」にかかっていて、その病気の「症状」が対人不安なのです。

インフルエンザで高熱が出たとき、「自分」は体温が高すぎると感じる人はいないでしょう。

病気の「症状」として高熱が出ていることを知っているからですよね。

社交不安障害における不安も、実はインフルエンザの高熱と同じ性質のものです。

同じ病気であっても、インフルエンザとは異なり、社交不安障害は、治していこうとしない限りなかなか治らない病気です。

でもね、

反対に言えば、治していこうと思えば治せる病気なんですよ❣

治していくためには、まず、「病気」として認識し、どんな病気であるかをきちんと学んでいく必要があります。

「気にしすぎ」「自意識過剰」と、自分の性質のように思っている限り治らないのです。


次回のブログでは、「病気」として見るか、「自分の性質」として見るか、という違いをお伝えしますね❣





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