2016年6月4日土曜日

躁状態になったときどうするか?

チームで決めておく危機管理法




前回 「チームによる支え合い」の続きを今日は、ご紹介します!

双極性障害の場合の緊急の対応が必要になる危機とは?

①躁状態になりかけたとき
②躁状態になったとき

一般に、躁状態になったときには、クライエントは平時とはまったく違う状態になってしまう。

そうなった時、どうするかということをクライエントが躁状態でない時に、家族カウンセリングの場で、あらかじめ一緒に話し合って決めておく必要がある。

躁状態は、「睡眠の乱れ」から起こることが多いため、不眠に対してすぐに予防的措置をとることは、第一に重要なことである。

それまでのパターンにもよりますが、一晩か二晩でも睡眠の様子がいつもと違うようなら、即、かかりつけの精神科医に診てもらうことが必要だ。



一晩の不眠でもそれがきっかけで躁状態になった経験のある方であれば、数時間寝つきが悪いだけでも薬で対応した方がよいかもしれません。


ですから、

クライエントに、「念のために、主治医の先生に診てもらいましょうね」と勧めています。


私は、クライエントの主治医の先生とは、主に文書で情報共有をしている。

しかし、緊急の対応が必要と判断した時には、カウンセリング中に直接、主治医の先生に電話で、判断を仰いだり、診察の予約を入れたりする。

もちろん、家族の方にも連絡を取る。



どういう状態のときに、どう対応するのか・・

このあたりは、主治医の先生とよく相談したうえで、カウンセリングの場で、家族の役割分担を決めていく。

そして、決まったことをチームで守っていくのです。

躁状態になりかけている時には、「睡眠が短くなってきているから薬を飲んだら?」と言っても、「大丈夫」と聞き入れないこともある。

ですから、あらかじめ厳密なルールを決めておく必要があるのだ。

そして、クライエントがルールを守らないときにはどうしたらよいかも決めておく必要がある。

躁状態になったときに家族がどこまでしてよいか、ということを正式に決めておく。

決めておくべきことがらには、次のようなことが考えられる。

躁状態になったとき

・治療者に家族が連絡を取ること
・強制的に受診させること
・重症な時には強制入院という選択肢もとること

これらは、いずれにせよ避けられない可能性が高いことなのですが、あらかじめチームで決めてあるかどうかによって、家族の罪悪感や迷いもずっと違ってくる。



躁状態になるとクライエントは、やはり抵抗しますし、いろいろと筋の通ったことを言って批判してきますので、家族には精神的な負担になるのだ。

家族に負担をかけないためにも、そして、より早くクライエントの安全を確保するためにも、クライエントも参加したところで話し合って正式な方針として決めておくことが重要である。

クライエントにとっては、決して嬉しい話ではないでしょうが、プラスとマイナスを話し合うことによって、少なくとも正常気分の時には了解可能なはずです。

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