2016年6月20日月曜日

「夫が」「妻が」気遣ってくれない

気遣いの形





相手が気遣ってくれない、という悩みを持つ人は多い。

カウンセリングで、相手にもよく話を聞いてみると、相手なりにすでに最大限に気遣っているということも少なくない。

要は、気遣いの「形」の問題。

どういう形で気遣いを示して欲しいのか、という「形」の部分の話し合いをしなければ、「気遣ってほしい」、「もう十分気遣っている」というズレがそのまま続く。

気遣いの形ということであれば、その「形」がそもそも相手に可能なものなのか、という検証もできる。

相手の顔色から気持ちを察する、ということについても、得意な人と苦手な人が明らかに存在する。

ですから、顔色を読むことが苦手な人に対して、「言われなくても分かるでしょう」ということを期待している限り、その期待は満たされることがなく、自分自身のストレスとして持続してしまう。

逆に、相手に可能な気遣いの形を提案していくと、相手の愛情を感じられる機会も増える。

本来、「愛情があるなら、言われなくてもわかるはず」と思う人の場合、本当に知りたいことは、「相手には愛情があるか」ということなのだと言える。

ですから、形を変えることで、愛情を感じる機会が増えるということは、悪い話ではないはず。

そして、それに対して感謝を感じると、相手もますます気遣ってくれるようになる、という好循環に入っていく。




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  例えば
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夫が車にお金を使いすぎることが不満な妻。
しかし、それをそのままの形でぶつけても上手くいきません。

「夫が車にお金をかけすぎることが気に入らない」と言っている限り、「これくらいしか楽しみがない」と言う夫と折り合える点は見つかりそうもないからだ。


カウンセリングにて

まず、妻側の期待を整理していく。
夫には、どうしてほしいのか・・・

・車を処分してもらいたいのか
・安い家庭用の車に替えてほしいのか
・今すぐ車を処分してもらう必要があるくらい経済的に無理なのか
・将来への不安という感情的な話なのか
・夫から車を奪うことによって精神状態が悪くなるリスクをどう考えるか

このようなことを、一つ一つ考えていく。
そして、整理された妻の期待は・・・。

・自分の期待は「車をどうするか」ということに直接あるわけではないこと。

・今すぐにいくら足りないという話ではないけれども、今後子供の教育費が増えることについて不安が強いこと。

・夫の精神的な安定は大切にしたいこと。



そして、それに基づいて、家の経済的な状況を夫と話し合ってもらう。

その際には、「車」というテーマを直接出してしまうとお互いに感情的になってしまうので、「車にこれだけかかっている」という話をするのではなく、今後、子供の教育費を中心に必要となってくるお金について捻出法を一緒に考えて欲しいと頼む形でのコミュニケーションをとってもらった。

夫も子供の教育には関心があったので、飲みに行くお金などをもっと節約してくれること、学資保険を調べることなどを提案してくれた。

この話し合いの結果、車については夫が、「メンテナンスの費用はできるだけ安くする」ということを自発的に言いだしてくれた。

妻の気分は、だいぶ変わるであろう。

夫が車のことしか考えておらず家族をないがしろにしているわけではないとわかったこと。

また、現実的に経済的な目処がたったこと。

今後もお金に困ったら夫とこういう話し合いができそうだとわかったこと。

そして、本当に困ったときは、今回メンテナンス費用について提案してくれたように、車の処分を夫の方から自発的に提案してくれる日も来るかもしれないこと。

「こんな車なんていらないのに」と言っていたときとは違う感じ方になった。


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