2016年6月13日月曜日

症状のせいで何もできない

本来の自分の姿を見せて人とつながっていく





自分の気持ちを抑えてきたクライエントさんは、カウンセリングの中で、「本当の自分を見せて人とつながる」という作業をしていく。

もちろん、これはかなり勇気を要することで、だからこそ心理療法士が一緒に歩むことが必要です。

心理療法士の役割は、一時的に自己肯定感の代わりを果たすことである。


自己肯定できないクライエントさんを、代わりに肯定し、その「ありのまま」を受け入れながら、一緒に前向きな変化を起こしていく、ということが心理療法を施す本質です。

症状のために、何かができないことも「ありのまま」です。

「私は、病気のせいにして怠けているのではないか」というクライエントさんに、「症状なのだから仕方ない」と理解してもらうのも、「ありのまま」を肯定する作業なのです。

カウンセリングの中では、そうやって安全を確認してもらいながら、それまでだったら打ち明けなかったような「本当の気持ち」を少しずつ伝えていくようにしてもらいます。




本当の気持ちを他人に伝えることは、最初はものすごくハードルが高いもので、多くの場合、心理療法士が直接サポートする必要があります。

しかし一度でも、「伝えてみたら受け入れられた」という体験をすると、そこからは、考えられなかったようなエネルギーが湧いてきます。

それは、理屈で説明できるようなものではない、何とも言えないよい感じなのです。

「本当のつながり」というのは、そんなものです。



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