2016年5月6日金曜日

直前に何が起こったのか

「人がうつ病になる前の半年間」



うつ病になった人は、発病前の半年間に強いストレスにさらされていた場合が多いことが分かっている。


1967年にホルムズとレイが発表したストレス評価尺度は有名である。

ストレス強度の第1位は「配偶者の死」、第2位は「離婚」、第3位は「夫婦別居」と、上位3位が夫婦関係の問題で占められている。

この事実は、身近な対人関係がどれほど心に大きな影響を与えるかということを考えさせられる。



うつ病の方のカウンセリングでは、一見したところ対人関係の問題とは無関係に見えるものがある。

例えば、「過労」
なぜそこまで仕事を抱え込んでしまったのか?
なぜ断れなかったのか?
なぜそうした状況を家族や親しい人に相談できなかったのか?

こうしたことを考えていくと、これも立派な対人関係問題なのだ。



うつ病の原因はいまだ分かっていない。
実に多様な背景があると思われます。

少なくとも発症のきっかけは、ほとんどが「人に関わる問題」であろう。
それもかなり身近な人に関わる問題であることは明らかだ。

そして、ひとたび病気になると症状の経過は身近な人間関係によって大きく左右されるのだ。

これは、うつ病に限らず、だいたいどんな病気でもそうである。

例えば、「アトピー性皮膚炎」
対人ストレスが増えると症状が悪化することが多い。

うつ病も同じで、対人ストレスが増えているのに病気だけがよくなる、ということはまず有り得ない。



もう一つ!対人関係に注目する大きな理由

病気そのものが身近な人間関係に大きな影響を与える。

人がうつ病になると、家族など身近な人は、まずは優しくしてくれることが多いものです。

しかし、うつ病は病気ですから「日常生活の精神的なサポート」で治ることは多くはないのです。

すると・・・
周りの反応は、だんだんと苛立ちなどに変わってきます。

「本人に治る気がないのではないか?」
「ただ怠けているだけなのではないか?」

などと、考え始める人もいます。

これはもちろん、患者さん本人を傷つけ、さらなるストレスとなり、病気を悪化させます。

するとますます「治る気がない」と思われる、という悪循環。

ですから、本人はもちろん家族にも病気について正しい知識を持ってもらうことで、その問題を解決していく必要があるのです。



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